banner

日本がんと炎症・代謝研究会とは

現在のがん治療は、手術療法、抗がん剤療法、放射線療法といった三大療法が標準的な治療として刻々と進められています。一方で、抗がん剤による化学療法には強い副作用が伴うという問題点も提起されています。

現在、人の死因の第1位が【がん(癌)】です。
昭和56年以降、2位の心臓病、3位の脳卒中を抑えて、がんが死因のトップになっています。3人に1人が、がんで亡くなる時代でもあります。

本研究会では、炎症と生体の代謝についての遺伝子および細胞レベルから、がん発生のメカニズムを究明して行きます。また、がんを人体から排除する(がん)免疫システムの研究を基礎・臨床にまたがって推し進めます。

現在、がんのみを選択的に殺す(なくす)方法はありません。がんの増殖を抑えつつ、静かに落ち着かせる必要がありますが、そのためには患者さんの「からだ力」を高めることが非常に大切です。「からだ力」とは、がんにならないための「免疫力」といえます。

また、食事や運動、生活習慣ががん発生の大きな要因になるという見解にもとずき、患者さんの「からだ力」および「QOL」を高める各種療法も平行して探求していきます。

こういった見地から本研究会は、医師・研究者・企業の創薬者などとの学術交流や情報交換を積極的に推し進めていきます。そのための施策として、著名な医師や研究者、先生方を招き、定期的な学術講演とセミナーの開催を予定しています。

また一方で、がん治療の研究者やがん専門医を育成していくことも本研究会の重要な任務と考えています。

Copyright(c) 2014 SCIM All Rights Reserved. Constructed by Ansrick, Inc.